5時から7時までの関係!フランスは当たり前?カルチャーショック!

映画「5時から7時までの恋人関係」を見た感想を書いていきたいと思います。国の文化で全く倫理観が異なるという事を、まざまざと感じた作品。ただストーリーは凄く面白かったし、時間的にも100分ないくらいで、上手くまとまっており、さらに過激なシーンも特になく冷静にそして客観的に見られる映画ならではの良さがありました。まあ人により良い悪いの差がはっきり出そうな映画かもしれません。

5時から7時までの関係!フランスでは当たり前?


まあ映画の内容は、はっきり言って、ほとんどの国が倫理的には良くないとされる話ですが、どうやら愛を素直に表現するフランスでは、ちょっと考え方が違うようです。

もちろん、全てのフランス人がそうとは限らないと思いますが、文化の違いというのはかなり大きいですね。

フランスでは、5時から7時までの関係と言えば、一般的に理解できるそうなのですが、私たちの視点では、言われないと理解出来ないですね。

主役の男性は、24歳の作家志望でアメリカ人。そんな彼にとって、真実の恋や愛と言うものは、ただ一人の女性に向けられるものであって、当然それは相手も同じ気持ちであるという事が前提。

しかし、男性が出会って一目ぼれしてしまった女性は、33歳のフランス人で男性とは異なる考え方をしていた。

男性は、彼女に惹かれていたが、関係を深めることが出来ない事情を知って距離を置く。しかし、これは男性の価値観の中での話。

女性は全くそんな事は思っておらず、むしろ彼との関係を深めたい。それで、結局彼は本心に逆らえず、彼女に会ってしまうのだが、どんどん彼の中で価値観が変わっていく。

5時から7時までの関係!フランスとアメリカ異文化交流


いわゆるこの映画は、フランス人女性とアメリカ人男性との異文化交流を客観的にのぞき見るという作品。

主観的に見てしまえば、おそらく日本人の私たちは倫理的にダメと拒絶反応を起こしてしまうのでしょうが、映画作品という事なので、肯定はしなくても否定的に見るということはあまりないかもしれないですね。

むしろ、現実では起こりえないというか、起こさないと考えている人が多数なので、無い物見たさという点では、興味をそそる作品とも言えます。

またこういった作品のわりには、凄くピュアな形でストーリーが展開しており、何と言うかドロドロした感じが一切ない。

それでいて冷たさとかクールという訳でもなく、感情のアップテンポも上手く表現されている良作。そして、意外と場面場面で使われるミュージックのセンスも良い。

特に主人公の男性が、これから女性との関係が始まるという流れになっていく瞬間のミュージックの切り替えが絶妙で、こちらもワクワクしてくる。

5時から7時までの関係!カルチャーショック!


5時から7時までの恋人関係を見て、きっとカルチャーショックを受けた人もいるかもしれませんね。

ですが、何十億という人、そして様々な人種が世界中に居て皆が同じ価値観や倫理観ということは、絶対にありえないわけです。

もう個人としての理解が追いつかないレベルの人や文化も無数にあるでしょう。もちろん、それを全て理解する必要はないと思いますし、肯定する必要もないと思います。

しかし、ただ否定するのではなく、そういった人達や文化も存在するのだと理解することは大事ではないでしょうか。

否定するのは簡単ですが、世界は広いわけで、自分と言う人間の視野を広げるためには、色々な事を見て知るというのは、福山雅治さんではないですが実に面白いことではないでしょうか。

5時から7時までの恋人関係ですが、アマゾンプライムビデオではかなり評価が高い作品。つまり、評価が高い作品ということは、観た人の心の中に突きささるだけの価値があるのだと思います。

新しい事を知る。新しい風を自分の中に受け入れる。そういった事の連続が人生を豊かにしてくれるのかもしれませんね。

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