神割崎の日の出が復活!時期は10月と2月!白砂青松百選の絶景。

宮城県本吉郡南三陸町にある神割崎の日の出は、日本の白砂青松(はくしゃせいしょう)100選に選ばれたほどの絶景。ところが2020年の6月下旬頃、ちょうど神割崎の岩と岩の間に折れた松の木が引っ掛かってしまいました。このままでは、景観が損なわれてしまう事から石巻市と三陸町が一体となり、8月26日に木を撤去。おかげ様で元の神割崎の絶景ポイントが復活。

神割崎の日の出が復活!!


神割崎の日の出が復活!!一体何のことだろうと思う方に説明します。それは去る2020年の6月下旬頃、神割崎の頂上付近にある松の木の巨木が折れて倒れました。

ところがこれが厄介な事に、ちょうど絶景ポイントをさえぎるような形で岩と岩の間に引っ掛かってしまったのです。

これでは、せっかく年に2回しか見れない岩と岩の間から、太陽が昇って来る絶景が台無しです。そこで今回南三陸町と石巻市が一丸となり、この松の木を撤去する事となりました。

ここで南三陸町の神割崎なのに、なんで石巻市が関係してくるの?と思う人もいるかもしれません。それについては、この先で説明する事とします。

こうして、8月26日に撤去作業が行われ、無事松の木を撤去する事が出来ました。時間にして3時間、慎重に慎重を重ねての作業だったと思います。

暑い中本当にご苦労様でした。そして、神割崎の日の出がまた今年も無事に見れることに感謝いたします。

神割崎の日の出は、10月下旬と2月中旬の年2回。

神割崎の日の出は、毎年10月下旬と2月中旬の年2回となります。そして、日の出が見れる日数ですが、どちらの月も1週間~2週間程度となっています。

ただ、その日の天気予報によっては、見れない事もあるため、年によっては本当に見れる日が僅かという事も考えられます。

つまり、それだけ希少価値の高い絶景と言えるでしょう。

ですので、もし遠方から見に行かれる予定の方は、しっかり見れる日と行く日にちの天気予報を確認して見に行かれると良いと思います。

神割崎の由来。そして、白砂青松100選について。


だいぶ昔の事ですが、神割崎がある場所は長清水浜という村だったそうです。そして、ある時、海からどういうわけか浜に大きなクジラが打ち上げられます。(浅瀬に迷い込んでしまったのかもしれませんね。)

その時、隣の村である十三浜村との境界線を決めていなかったため、クジラの取り合いに発展してしまいました。ところがその夜の事、突然岬が真っ二つに割れて、クジラも同じように二つに割れてしまったそうです。(えっ?そんな事が!!)

それを見たどちらの村民も、ビックリ仰天。これは神様が争いごとにならぬよう仲裁に現れたのだと思い、それ以来岬の割れたところ、つまり神割崎の岩の割れ目が境界線となったのです。

そして、境界線はそのまま今日の南三陸町と石巻市の境界線となっています。凄い話ですよね。ここで先ほどの撤去作業に、石巻市が関係しているという事が分かりますよね。

次に白砂青松100選についてですが、今から約30年前の1987年(昭和62年)に社団法人日本の松の緑を守る会が選定した100か所の日本の景勝地です。

美しい砂浜と松原をともなう白砂青松の海岸で、神割崎もその100選の中に入っています。

ちなみに日本三景で有名な松島も、白砂青松100選の中に選ばれています。

神割崎の日の出も絶景ですが、二つに割れた岩の間から、荒波が白くしぶきを上げながら、押し寄せてくる所もまさに絶景の一つと言えます。是非一度は見て欲しいですね。

まとめ


神割崎の絶景をさえぎっていた松の木を南三陸町と石巻市で撤去。

神割崎の絶景、日の出が見れるのは、10月下旬と2月中旬の年2回。

神割崎の由来は、クジラが打ち上げられた事から始まった。神割崎は、日本三景の松島と同じく白砂青松100選の一つに入っている。

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