ワタリガニの大量発生に嬉しい悲鳴!!
画像引用元auxcrieursdevin.blog.fc2.com
7年前までは、宮城県でワタリガニは年間2トン程度の
漁獲量でした。
しかし、ある事をきっかけに突然ワタリガニが年々増え続けるという
現象が起こり、2015年漁獲量全国1位となりました。
しかも、その漁獲量たるや、すさまじい数で聞いてびっくりの518トン!
本当、目を疑うような数字ですよね?
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なんせ、たった4年で250倍以上の漁獲量なんですから。
(2016年はさらに増えて662トン)
きっかけとなったある事とは、そう2011の東日本大震災です。
震災の影響で、仙台湾南部に広く泥が堆積(たいせき)したことで、翌年の2012年から
ワタリガニの生息数が急増し、2015年には500トンを記録し全国1位となりました。
2012年が33トン、2013年が66トン、2014年が173トン、
2015年518トン、2016年662トン
こんな事ってあるんですね。また一つの要因として、宮城県の海水の温度上昇も
関係しているそうです。
とにかく、これだけの漁獲量ですから、宮城県の漁師さんは相当な恩恵を受けているようです。まさにワタリガニバブル。
忙しいけど、嬉しい悲鳴だと地元の漁師さんは言ってたとか言ってないとかw
ワタリガニとは一体?
画像引用元https://www.r-titti.com
ワタリガニという言葉を耳にした事がない人もいると思いますので
簡単にワタリガニについて説明していきたいと思います。
ワタリガニはガザミとも呼ばれていて、食用できるカニです。
甲羅の幅は、15cmを超えるので、わりと、大型のカニです。
オスのほうがメスよりも大きい。
甲羅の背中面は黄褐色、甲羅の後半部分やハサミや脚などは青みがかっています。
逆に腹側はほとんど白色で、毛や模様はありません。
なぜこのような色彩となっているかですが、
一番は、ワタリガニを捕食する獲物の目をあざむくためと言われています。
甲羅は横長の六角形をしていて、前縁にギザギザのとげが並び、左右に大きなとげが突き出し
ている。ハサミや脚は頑丈で、たくさんのとげがあり、はさむ力も強いので、安易な扱いは気
を付けた方が良いです。はさまれると痛いというかケガをする危険があります。
海中をすばやく泳ぐという特技があります。
またワタリガニの生息域ですが、北海道から沖縄までとかなり幅広いです。
一般に波が穏やかな内湾の、岩場ではなく、砂や泥が多い底に生息しています。
スポンサーリンクワタリガニは美味しい?
画像引用元https://r.gnavi.co.jp
毛ガニやズワイガニなどの一般的な食用ガニを見ている人からすると
ワタリガニは、ちょっと色が違うので食用として抵抗がある人もいるかもしれません。
ですが、食べてみると、かなり美味しいです。
身は、タラバガニやズワイガニと比べれば、少ないですが、味は他の食用ガニ
と比べても引けを取りません。
特にカニミソや内子と呼ばれる卵も美味です。
食わず嫌いの人も、一度食べるとやみつきになるかもしれません。
そんなワタリガニですが、漁獲量が多いので今宮城県のスーパーなどでは
大きなワタリガニが一杯500円程度で売られています。
味噌汁に入れたり、パスタにして食べてもいいですし、普通に茹でて食べても
最高です。
またカニは、健康や美容にも効果があります。
今が旬のワタリガニをどうぞご賞味してみてはいかがでしょうか。
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