映画ジャンパーを見た感想!能力は凄いけど主人公と悪役はどっちもどっち?

映画「ジャンパー」を見て正直に思ったことの二つは、いやーこの能力あったら最高だなと言うのと、もう一つは主人公が作品内では若干ヒーロー気味に描かれていますが、客観的視点に立ってみると、主役が正義なのか悪役が正義なのか分からなくなってきます。ただあまり深く考えず見る分には、楽しいと思います。

映画ジャンパーを見た感想!能力は凄いが主人公が悪者?


映画「ジャンパー」は、主人公のイケメン君がある時から、特殊能力に目覚め、その能力を活かして自由にいろんな場所を行ったり来たりして、ある時は金庫の中に入ったりと、世の中はまさに、俺様の思うがままみたいな人生を送り始めるストーリー。

主人公の特殊能力は、瞬間移動。アニメのドラゴンボールで主人公の孫悟空がやるのとほぼ同じ能力で、空間も越えて自由にどんな場所にもいく事ができる。

少年時代の主人公は、片親「父親」に育てられるも、父親は主人公にとって良い親ではなく、いつも恐怖に怯えて暮らしていた。

そういう事もあってか、内向的な性格の主人公は、いわゆる陰キャだった。そのため学校でも、強い立場の同級生にいつも目を付けられいじられていた。

そんな毎日を送っていたある日、氷の湖なのか池なのかは忘れたのですが、その氷上にいた主人公は、突然氷が割れて、水の中にドボンと落ち溺れてしまう。

窮地に立たされた時、そこで特殊能力に目覚め、学校の図書室にいきなりジャンパー(瞬間移動)する。あれっ?あらすじ言ってますね。どうしてこうなった?

まあ、とりあえず能力に目覚めるまでの流れなので、お許しくださいw

主人公は、この特殊能力に目覚めるまでは、至って平凡な人生というか、それよりも辛い人生を送っていたわけですが、ここから彼の人生は一気に変わります。

彼が特殊能力を使って、やり始めたのは、まずは父親がいる嫌いな我が家を出る事。しかし、当然ですが、家を出たら、ご飯も食べれないし、寝る場所もないわけです。

そこで彼が思いついたのは、特殊能力を使ってまずはお金を得ること。そして、そのお金で豪華なホテルに住むわけです。発想としては、実に単純ですが、特殊能力を見せるという点では、分かりやすいほど欲望に忠実であり、見る方も楽しい時間かもしれません。

ただ、やってることは悪者なんですけどねw

お金を得る手段は、まあ映画内を見れば分かると思いますが、想像すればどういうことをするか、すぐに理解出来ます。世間的に言えば、あまりよろしくない方法とだけ言っておきましょう。

映画ジャンパーを見た感想。悪役は主人公かそれ以外か!


そんなやりたい放題の毎日を送る主人公の目の前に、いよいよ悪役が現れます。彼の特殊能力いわゆるジャンパーという存在を消そうとする集団。

おっと、その前に主人公が学生時代から思いを寄せていた女性に、会いにいき彼女の望みを叶えることで、お互いが好きになっていくという流れがあるのですが、単純に深く考えず見れば、イケメンと美女のナイスカップルです。

ですが、やはり主人公が自身の持つチート技いわゆるズルい力を使って、彼女を虜にしていく様は、ジャンパーの世界ではいいのですが、リアルならやはり悪者扱いとなってしまうような気がします。

なぜなら、このジャンパーという能力を誰かのためにとか、人を救うといった事があるならば、それは正義の味方となる可能性もありますが、主人公はとにかく自分のためだけにしか、この能力を使っていない。

そう考えると、ひょっとすると悪役の方が正義という可能性も出てきます。悪いことをしている主人公を倒すという視点で見ることも出来ます。

つまりは、見る立ち位置によって作品内容が変わる映画とも言えます。ただ、ジャンパーという能力がもしあったらと考えながら、映画を見るのは面白いかもしれません。

自分が瞬間移動できるとしたら、何をしたいだろうとか考えるとワクワクしますよね。

まとめ

1、主人公はある日目覚めた特殊能力を使ってやりたい放題の生活をする。

2、主人公の特殊能力の使い方は、良い子にはあまりオススメできない。

3、見る視点が変わると、主人公と悪役のどちらが正義か分からなくなる。

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