映画好きにならずにいられないを見た感想!親友になりたい男NO1

映画「好きにならずにいられない」は、アイスランドが舞台のドラマ。43歳の薄毛で超大柄な男性が主人公で名前はフーシと言う。DVDの表ジャケットには、その主人公が全面に映し出されており、正直なことを言えば、有名な映画作品しかみない人は圧倒的にスルーしてしまうはず。ところがこの映画好きにならずにはいられないを実際見てしまったら、最後には何この名作!と声が出てしまうほど素晴らしい作品であることが理解出来るでしょう。つまり、見なきゃ損と言える映画なのです。

映画好きにならずにいられないを見た感想。リアルすぎ


多くの人が映画の最終目的地、つまりエンディングに期待することは、ハッピーエンドではないでしょうか。

そして、その要望に応えるがごとく、映画作品の多くは、心が温まり幸せな気持ちになるハッピーエンドとなります。

もちろん中には、バットエンドもありますが、それは始めからバットエンドが予想されるであろう映画に多く、視聴者側もバットエンドを期待してみている部分はあります。

例えば、ホラー映画だったり、内容が暗めの映画だったり、どう見てもハッピーな終わり方をすることに違和感のある作品内容の映画。

まあ映画には、色んな始まり方や終わり方があって、そういった事が作品の面白さにも繋がるので自由でいいと思います。そして、捉える視聴者側も自由であっていいでしょう。

ですが、「好きにならずにはいられない」は映画を見ていけば見ていくほど、主人公フーシの愛が報われて欲しいと思っていくのですが、えっ?そんなことになってしまうの?とちょっと悲しくなってしまいます。

彼は、その風貌(ふうぼう)見た目から、ある時は職場で笑いものにされ、近所の女の子と遊んでいると女の子の親から、酷い扱いを受けたりと負のエネルギーを受け続けます。

ところが彼は、どんな負のエネルギーを受けても、それを負のエネルギーで返すことはせず、彼らの言動や行動も否定しない。

ある意味では、フーシは自分が周りからどんな目で見られているかを良く知っていたとも言えるし、自分の中の世界があれば、周りは関係ないという強い男でもあった。

映画好きにならずにいられないを見た感想。フーシの愛


そして、フーシの一番凄い所は、どんな時でも愛がある行動をとれる人物であるということ。

普通の人は、嫌がらせをしてきた相手が困っていたら、どう思うでしょう?おそらく無視をするか、心の中ではほくそ笑んでるかもしれませんよね。

でも、フーシは違います。何のためらいもなく、困っていて助けを求められたら、それが例え誰であろうと助けてしまうのです。

もうそうなったら、相手は180度気持ちが変わりますよね。フーシの中身を知ったら、きっと誰も彼に悪いことはしないし、陰口も叩かないでしょう。

こんなに愛があるフーシが初めて一人の女性を好きになり、献身的な愛を彼女に送り続けるのですが、彼女も心に何かしらの負を抱えていて、フーシの愛に応えることが出来ないまま、関係は終わってしまいます。

しかし、一見すると報われない愛でバットエンドと思う人もいるかもしれませんが、それでもフーシは腐ることなく、自分のスタイルを変えないで生き続けていきます。

43歳、独身、交際経験なし、体重200キロ超え、薄毛というネガティブワードが立ち並び、まず大半の男女から受け入れがたい存在であることは確かです。

ですが、彼の中身はまさに人間愛の高い所にいて、こんな友達が一人でもいたら、それだけで幸せと思える理想の人間と言えます。まさに親友になりたい男NO1!

そして、この映画のタイトル「好きにならずにいられない」は作品を通して、私たち視聴者が主人公フーシを好きにならずにいられないという映画なのではないかと思いました。

あなたの周りに、これほどの人間愛のある人物がいるでしょうか。是非一度は見て欲しい映画と言えます。

まとめ

1、主人公フーシの愛が報われない衝撃のラスト

2、外見は圧倒的に良くないフーシですが、中身は子供のように純粋(ピュア)

3、フーシの中身を知れば、好きにならずにいられない

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