円満離婚、前向きな離婚、明るい離婚というワードについて思う事

昨今芸能人や著名人が離婚する際に、良く使われるようになったワード。円満離婚、前向きな、明るいと言った表現で離婚を公表するパターンが増えてきています。個人的には、離婚という事を考えた時、どうしても違和感しかないワードであり、思っていることを書いていこうと思います。

円満離婚、前向きな離婚を強調することの意味。

円満離婚という言葉を聞くと、背中がムズムズしてしまう今日この頃です。さらに前向きとか明るい離婚という言葉まで出てきて、何でそこまでポジティブさを強調するのか理解できない面があります。

確かに芸能人が離婚すると、多くの人が大きな問題や性格の欠陥などを疑い、本人たちの意図しない情報が流れるということはあるでしょう。

当然そこには、根も葉もない噂みたいなこともあるかもしれません。でも、そこはある意味有名税といったところもあり、仕方のない部分もあります。

しかし、そういった悪い噂が立たないようにするためになのか、円満離婚とかお互いに前向きな離婚となりました。というのは、明らかに違和感しかないのです。

例えば、小泉今日子さんと豊原功補さんの問題にしても、どう考えても豊原さんの妻からすれば、円満な離婚とは考えにくく、むしろその逆ではないでしょうか。

それは、豊原さんからしてみれば、これで小泉今日子さんと心置きなく堂々と付き合うなり、結婚するなり出来るわけですから、前向きで明るい未来に思えているかもしれません。

しかし、豊原さんの妻や子供たちからしてみれば、ある部分では家庭を不幸にされたわけで、小泉さんに対しても面白くない気持ちがきっとあるでしょう。

SNS上では、この円満離婚という言葉が出てきたことで、豊原さんや小泉さんに対しても、厳しい声が上がっていました。

離婚に使うべき言葉ではない円満、前向き、明るい。

豊原さんのケースだけではなく、他の芸能人も円満離婚という言葉を使う人が増えてきていますが、実際夫婦関係が上手くいっていれば、離婚するわけがないのですから、それが離婚に至った以上、円満や前向きみたいなポジティブな言葉はいらないと思います。

もちろん、場合によっては、金銭的な面であったり、力での圧力みたいなことがあり、やむを得ず離婚という事であれば、離婚をすることで被害を受けていた側の妻もしくは夫がその後前向きな人生を送れるということはあるでしょう。

しかし、それは離婚が成立して、しばらく経ってから感じる事であって離婚が決まった段階では、まだ前向きとか、明るいなんて言葉は、出てこないのが普通ではないでしょうか。

何でもポジティブにとらえる事が大事とは限りません。

むしろ本当に円満な離婚とか前向きな離婚、明るい離婚と思っているのであれば、結婚生活は余程希薄だったのではないかと思います。

または、初めから離婚を前提として結婚していたかでしょう。

良く離婚は、結婚するエネルギーの3倍は消耗すると聞きますが、えっ聞いたことない?とりあえず聞いた事にしててくださいw

それだけ離婚するにあたっては、お互いの疲労感が大きいということです。当然ですが、そういった人たちの口からは、円満とか前向き、明るいなんて言葉は発せられることはないでしょう。

何を持って円満離婚、前向きな離婚、明るい離婚なのか?

離婚に際して、例えば子供がいたり、親同士の結びつきが強かったり、友人関係も絡んでいた場合、離婚する二人にとっては円満とか前向きであったとしても、それによって誰かが傷ついたり、関係がギクシャクすることになれば、それは円満とは言えないと思います。

これが単に恋人同士の別れなら構わないでしょうけれど、やはり結婚した夫婦の離婚となれば、話は別です。

ましてや子供がいて、子供が両親のどちらも好きだったとすれば、間違いなくそれは円満とは言えませんよね。

だからこそ、離婚に際しては、どちらかが悪いという事を言う必要はないと思いますが、やはり円満とか前向きみたいな言葉は安易に使わない方がいいと思います。

自分たちの都合で別れるのですから、やっぱり格好はつける必要もなく、ただもう一緒に生活することは出来ない関係になったから離婚するでいいと思いますけどね。

まとめ

1、円満離婚、前向きな離婚、明るい離婚という違和感のあるポジティブワード

2、円満離婚、前向きな離婚、明るい離婚という言葉は使うべきでない

3、離婚の二人はいいとして、関係のある誰かが不幸になるなら円満でも前向きでもない

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