2021東京オリンピック!日本金メダルラッシュも素直に喜べない理由

2021年7月27日現在、東京オリンピックが始まり4日目にして日本は、1位アメリカと並び金メダル8個という驚異的な記録を残しています。TVでは、連日のように日本の金メダルラッシュに歓喜の声を上げていますが、そんな中でもこの現実を冷静な目で見ている人も多いと言えます。

日本の金メダルラッシュも素直には喜べない?


多くの国民が反対の声を上げる中、始まったオリンピックではありますが、それでも始まってしまえば、選手たちはこの日を待ち望んでいた事もあり、同じ国民として誰もが応援している事でしょう。

オリンピックが始まる前までは、大会開催者への批判の声がなぜか選手にまで飛び火するという問題もおきましたが、こうしてオリンピックが開催されたことで選手も開催者も安堵の気持ちであることは確かでしょう。

ほぼ無観客で行われることとなった今回のオリンピックにおいては、盛り上がりには欠けるものの、それでも4年に一度の大会とあって選手たちは、この時のために毎日必死にトレーニングしてきたわけですからね。その選手たちが報われる結果になって良かったとは思います。

1年延びる形となって、ようやく始まったオリンピックですが、日本選手の活躍が目覚ましく、開催4日目にして既に金メダル8個。首位アメリカと同一の数です。

ですが、やはり今回の快挙となっている要因を考えれば、素直に喜べないところがあります。

日本の金メダルラッシュには喜べない理由がある。


もちろん、金メダルをとった選手は嬉しいでしょうし、これまで頑張って積み重ねて努力してきた結果であることは確かです。

ですが、今回の東京オリンピックに関しては、明らかに開催国として日本選手が圧倒的に有利だったことは確かでしょう。

それは環境に慣れているという事や移動による疲労感や時差ぼけもない。そういった理由もありますが、そこに関しては通常のオリンピックであれば、さほどの差ではありません。

ですが、今回の東京オリンピックに関しては、やはりコロナという世界的に蔓延しているウィルスの影響がはっきりと現れていると言えます。

自国開催で他国と比べれば、コロナの影響が少なかった日本では、トレーニングに関して大きな影響を受ける事がなかった選手の方が多数。

緊急事態宣言は出ていましたが、外出禁止とまではなりませんでしたからね。

またオリンピックの時期が延びて、オリンピックをピークに練習を積んできた選手にとって相当調整が難しくなったというのもあります。

それでも日本人選手ならば、まだ自国で行われるという事もあり、上手く調整できた選手は多かったと思いますが、他国の選手は場合によっては、まともに練習も調整も出来ずに出場することになった選手もいるはずです。

金メダルの影で悔しい気持ちの海外選手も多くいるはず


今回運も味方につけた日本選手ではありますが、やはりそういった中で本来の実力を出し切れず、メダルを逃した海外選手も多いと思います。

そう考えた時、日本選手の金メダルラッシュを素直に喜んでいいのだろうかと思う気持ちがあります。

なぜならば、もし日本選手たちが逆の立場で、まともにトレーニングが出来ず能力を発揮できないまま、オリンピックを終えたらきっと悔しいと思うはずだからです。

日本選手は、最高の条件下でオリンピックを迎えられた事に感謝しながらも、海外選手に対して敬意を表すことも大事ではないかと思います。

互いに金メダルを目指した仲間としてリスペクトはあってよいと思いました。

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