間違って救急車に乗せられそうになった。友人と思ったら別人だったの二話

その日私は朝早くから友人Aの引っ越しの手伝いをしていた。ところがそこで思わぬ事件が起きた。ナント友人が誤って割れたガラスで手首を切ってしまったのです。出血がひどく救急車を呼んだのですが、まさかの展開が。もう一つの話は、友人間で当時流行っていた遊びがあったのですが、ナント友人と思っていた人物が別人?一体なぜ?

間違って救急車に乗せられそうになった話。

友人Aが今度の日曜日引っ越しをするので、その手伝いをしてほしいと言ってきた。まあ日頃、困った時も助けてもらったりしてた友人なので、喜んで快諾。

引っ越す場所も今住んでいる所から遠くないということだったので、半日あれば終わるだろうという計算の元、Aの家には朝私を含めもう一人の友人Bも来ていた。

ところがその引っ越し作業中に事件は起きた。3人とも早く終わらせたいという気持ちもあり、昼までには片づけて飯でも食べに行こうと話していた。

そういった事もあり、作業を急いでいると、Bがガラス類を一回で持ち歩くには、無理があるくらいの量を手に階段を下りていた。

そこに荷物を車に積んだAが階段付近まで歩いてきていたのですが、その瞬間、Bが荷物を抱えきれず、落としてしまったのです。

それを見ていたAは、とっさに降りてきた荷物を取ろうとしてしまったため、ガラスの破片で手首を切ってしまう。

Aの手首から勢いよく血が出始めたのを見て、Bは慌てて止血を試みる。それでも、やはり出血がひどいので救急車を呼ぶことに、私はAの部屋の中で荷物整理をしていたので、しばらくは気づかなったのですが、AもBも全く部屋に戻ってこないので、ようやく異変に気付き、階段を下りていく。

すると、Aの出血も酷かったのですが、Bもその処置で手が血だらけの状態。私はそれを見てクラクラと目まいが襲ってきた。そう私は血を見るのが大の苦手なのだ。

昔から血を見るのがダメで血を見ただけで、具合が悪くなっていた。しかも、今回はかなりの血量だったので、倒れそうなくらいの状況。

ちょうどそこへ救急車がやってきた。Bはようやく来た救急車に安堵していたが、救急隊員はなぜか私を抱きかかえ救急車に乗せようとしていたので、Bは違いますその人じゃないと何度も大声で連呼。

救急隊員の方は、最初首をかしげていたのですが、手首から出血しているAを見てようやくAが患者だと気づく。そして、私の方を見ると、あなた紛らわしい、顔色真っ青ですよと半笑い顔で言われた。

その後、私が間違って救急車に乗せられそうになった話をAとBには、ネタのように使われるはめになりました。

友人と思ったら別人だった話。

10代後半くらいだったと思うのですが、友人間でカンチョウをする遊び流行った時期があった。まあ今考えれば、幼稚な遊びなのですが、今言える事はオススメしないということです。

突然の不意打ちが日常茶飯事でしたので、常日頃から構えておかないと意外と大変なことになってしまうと言った少し危険性のある遊びでした。

何の身構えもなく、完全無防備な状態で力強いカンチョウをまともに受けると相当なダメージが残ります。

それを皆分かってたので、友人間ではしっかり対策はしていました。ところがそんなある日、私がいつもの道を歩いていると、ちょうど目の前の自販機に友人が立っていました。

ボーダーのシャツにリーバイスのジーンズ、そして野球帽のツバを後ろ側にして被っている。体型からも間違いなく友人そのものだ。

こうして私は、そっと友人の背後に忍び寄ると、一切の迷いなくフルパワーでカンチョウを決めた。ところが決めた後、私は明らかにおかしいと感じていた。

なぜなら、普段の友人ならば、どんな場合でも確実に防御を怠らないはずなのに、今日は全くの無防備で完璧にヒットしてしまったのである。

友人間の中でも、もっとも防御に定評のある友人だったので、まさかこんな無防備に決められるなんてと驚いていると、ヒットした場所を手で抑えながら苦しみもがく友人。

私もその光景には、流石に申し訳なくなり、おい大丈夫か?と声を掛ける。友人はその問いに応えようとしたのか、ゆっくりとこちら側に振り向いた。

その瞬間、私の脳が凍り付く。えっ?誰?まさかの友人ではなかったのである。服装もスタイルもすべて友人のはずなのに、顔は全然友人ではない。まさか整形?そんなはずはない。

私は慌てて謝ったのですが、とても許される状況ではなく、一生懸命逃げながら謝罪し続けた。その後、このことがきっかけで彼とも友人になったのですが、あの時のカンチョウの憎しみは一生忘れないと言われてます。

まとめ

1、友人の引っ越しの際、手首を切って出血した友人を見て具合が悪くなった私が救急車に運ばれそうになった。

2、友人と思って、カンチョウを決めた相手は全くの別人だった。

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