世の中の多くの人は、いつまでも若いままで生きていたいと思う事でしょう。もちろん中には、早く歳を取りたいという人もいますが、割合としては少ないはずです。仮に歳を取るとしても、いつまでも元気で健康体でありたいという事には、ほぼすべての人が肯定的な意見だと思います。今回は歳を取りたくない。歳を取る事に恐怖を感じるという話について書いていきたいと思います。
歳を取るのが嫌。年齢を重ねる事に恐怖を感じる無意味さ
人間は必ず生まれた瞬間、つまり人生の始まりが起こった時から、終わりに向かう事が決まっています。それが、歳を取っていくということですね。
しかし、子供のうちは早く大人になりたいと思う反面、実際大人になると今度は歳を取りたくないと思ってしまったりします。
なぜなら、年を重ねるという事は、少しずつ人生の終わりに向かっている事を意味するからです。そして、その実感は老いと言う形で起こります。
若い時は全く気にもせず、苦にもならなかった事が、歳を取るにつれ、簡単に出来なくなったり、時間が掛かったりまた疲れの度合いも違ってきたりします。
そして、その実感こそが歳を取る事が嫌だと思ったり、年齢を重ねる事で終わりに近づいている事の恐怖となったりもします。
後は、女性で言えば、顔立ちが老けて来たりすることが辛いという人も多くいる事でしょう。男性で言えば、筋肉が落ちて体つきが変わってしまう事に恐怖を感じる人もいるはずです。
ですが、こういった歳を取る事が嫌とか年齢を重ねる恐怖というものは、全く持って無意味であることなのです。
歳を取ることが嫌、年齢を重ねる恐怖は考えるだけ無駄
なぜなら、いくら悩んだり考えたり、現実逃避したところで、歳を取る事と人生の終わりがいつか来ることからは逃れる事が出来ないからです。
考えても、考えなくても、絶対にやってくる事なのですから、考えるだけ時間の無駄というものです。
それこそ、絶対に来るものなのに、恐怖を抱いて何も出来ないでいる事の方が、むしろ恐怖ではないでしょうか。
それよりも、せっかく生まれてきて与えられた時間があるのですから、そのいただいた時間をどう楽しく生きようかと考えた方が余程いいです。
歳を取る事、年齢を重ねる事への視点を変える。
歳を取るのが嫌、年齢を重ねる事が恐怖。これらの考え方が無意味で無駄とは言いましたが、視点を変えれば、こういった考え方もあながち悪いことではなくなります。
それは歳は取ってしまうけど、いつまでも若々しくいたいから努力をする。年齢を重ねることへの恐怖から若さを保ち続けるために、食べ物や運動、健康に気を付ける。
つまり、ネガティブな思考もその考えをバネにして、肯定的な行動が出来れば問題ないわけです。ダメだと落ち込むのではなく、ダメにならないような生き方へと工夫していくことに大きな価値があります。
そうすれば、きっと人生の終わりさえも、しっかり受け入れられる人になることでしょう。
