愚かで無意味だと知りつつも、あの頃に過去に戻れたらと思ってしまう

人間誰でも一度は、過去に戻れたらと思った事はあるはずです。もし、もう一度あの頃に戻れるなら、今度こそ違う人生を選択する。そんな愚かで無意味な妄想をしてしまうのは、きっと後悔の二文字からくる思いなのでしょう。

愚かで無意味だと知りつつも、あの頃に過去に戻れたら

アニメや映画の世界では、よくある過去に戻れると言ったストーリー。もう一度やり直したいというあの頃に、主人公が戻って理想の世界を作り上げる。

もしくは理想とはいかなくても、主人公的に納得のいく結末を迎えたりする。

そんなアニメや映画の世界を見てきたこともあって、きっと多くの人は、自分自身の人生のターニングポイントと呼ばれる時期に、一度は戻りたいと思った事があるはずです。

もし、あの時好きな人にちゃんと告白していたらとか、あの時助けていたら人生変わったかもしれない。

まあ人により、変えたい過去や、やらずに後悔した過去は、さまざま違うと思いますが、過去に戻れたらという点だけは一致するでしょう。

もちろん、戻れるはずはないんですけどね。

もし、あの頃に戻れたらどうしたいですか?

よく聞く話ですが、70歳以上の高齢者と呼ばれる世代の方々に、人生で後悔していることはありますか?こういった質問に対して、実に8割以上の方が同じような回答をするとのことです。

それは、やろうと思ったけどやらなかったという事だそうです。つまり、失敗を恐れてチャレンジしなかったということです。

安定した時間は、手に入れる事が出来たけれど、人生の終わりに近づくにつれ、チャレンジしなかった事が一番の後悔という。

かなり深い話ですよね。

若いうちは、チャンスを逃しても、またすぐにチャンスは来ると思ってしまうのですが、そういったチャンスは何度も来るわけではありません。

またチャンスは、チャレンジし続けるからこそ、何度もやってくるわけで、チャレンジしなければ、もう二度とやってこないかもしれません。

しかし、そう分かっていても、なかなか出来ないのが人間です。

実はあの頃に戻っても無意味だということ。

実際問題、仮にあの頃に戻ったとしても、全く無意味だということをご存じでしょうか?

誰であっても、それに変わりはありません。

結局あの頃に戻ったとしても、同じことをしてしまうだけです。

もちろん、記憶を持ったまま、過去に戻れれば同じことはしないかもしれませんが、よくもう一度あの頃に戻ったら、今度は違う自分を生きるという言葉は、今の自分が思っているだけで過去の自分は、全くそんな事を考えてないわけですからね。

でも、普通に考えて過去に戻るという事は、その時の自分に戻るだけの話なのですから、当然未来の記憶なんてあるわけなく、過去の自分はやはり同じ行動をしてしまうわけです。

だからこそ、大事なのは今であり、今の自分しか未来は変えられないということです。

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