２０２３年ついにベスト８が揃いましたが、この中でも一つ頭が抜けてると言われているのが、昨年優勝した仙台育英。同じく優勝候補と言われていた履正社との接戦をものにした事でますます優勝への道が近づいたと思われます。
２０２３年高校野球。２年連続で仙台育英が優勝か！？
昨年の王者仙台育英の連覇が濃厚となってきた。何と言っても3回戦での相手である履正社を下したのが大きい。
事実上の決勝戦とも言われた２チームの対決は、序盤こそ打ち合いとなったものの、その後は投手戦となり、仙台育英の粘り勝ちとなりました。
今年の仙台育英も昨年同様、投打のバランスが素晴らしく、何と言っても高校野球において最も重要とされる投手の存在が大きいと言えます。
大体のチームは、エースと呼ばれる存在が一人いて、他の投手は若干エースよりも力が落ちる印象があり、チームによってはエースがいなければ甲子園では試合にならないくらいというケースもあります。
ところが仙台育英には、3人の投手がいてその誰もがエース級であり、1人が不調でも2人。仮に2人が不調でも1人が好調ならゲームになるといった投手層が厚いのが最大のウイークポイント。
そこに強力打線が援護してくれるとなれば、まさに鬼に金棒。守備も選手層の厚さから元々定評のある仙台育英。
まさに向かうところ敵なしの印象。履正社との試合でも、正直エラーの数が多く強者同士の対決では、やはりミスが多い方が負けるという鉄則があったのにも関わらず、それでも勝つのですから、実力以上の差があったのかもしれません。
２０２３年高校野球。仙台育英連覇の理由は昨年にあり！
仙台育英が２０２３年の今年も優勝する可能性は高く、その理由はやはり昨年の優勝にあると見ています。
仙台育英と言えば、甲子園常連校として有名ですが、１９３０年に野球部が創設されて以来、実に９０年以上優勝する事が出来ずにいました。
もちろんこれだけの強豪校ですから、ベスト８は何度かありましたし、準優勝までも行った事はありました。しかし、優勝することはずっと出来ずにいたのですが、ついに２０２２年の昨年悲願の優勝を成し遂げました。
もし仙台育英が昨年優勝出来ていなければ、今年もどうなるかは分かりませんでしたが、履正社の試合を見て優勝を確信しました。
その理由は選手がエラーにより失点したとしても、あまり動じていませんでしたし、何と言ってもチームに王者の風格のようなものを感じました。
これまでは、マズい守備や上手く投打がかみ合わなかったりすると、動きに焦りが出て、どうしても関東や関西の強豪チームにメンタル面で見劣る部分を感じていたのですが、今の仙台育英には相手のチームの勢いすら飲み込んでしまうくらいの力を感じます。
２０２３年。決勝は慶応義塾VS仙台育英か！？
チーム力を見た限りでは、慶応義塾が仙台育英の次に高いイメージがあります。ですので、ベスト４などでぶつからない限りは、おそらく順当に勝ち上がれば、決勝は慶應義塾と仙台育英の試合になるのではと予想します。
慶應義塾も間違いなく打倒仙台育英に燃えていると思うので、両者が決勝で当たればかなり盛り上がる白熱した戦いとなりそう。
またドラマ的にも決勝戦で因縁の対決は画になりますよね。
慶應義塾が仙台育英相手にどこまでくらいついて行けるか楽しみですね。
