映画スラムダンク!ギャグシーンが無い理由(わけ)とは?なぜ?

映画ザ・ファースト・スラムダンクを見てきました。1990年代に大ヒットした漫画が30年の時を経て、映画として見られるのはスラムダンク世代の人にとっては特に感極まるところがありますよね。そんなスラムダンクを引き立てている一つにギャグシーンがあります。正直ギャグ要素が合ってスラムダンクが成り立っているとも言えました。ところが映画版スラムダンクにはそれがほぼ無くなっていたのです。一体なぜ?

映画スラムダンク!ギャグシーンが無い理由とは?なぜ?

映画ザ・ファースト・スラムダンクは、宮城リョータの物語つまりリョーちんが主人公という作品。

映画を見ていると、確かにそういえば、流川も三井もゴリもスラムダンク本編だけでなく、それぞれのストーリーが描かれていましたが、宮城リョータだけは、はっきりとしたストーリーがあまり描かれてなかったですよね。

そういった意味では、今回宮城リョータ視点で作られた映画は良かったと思います。

あっ、それよりも大事な話がありましたねw映画版スラムダンクでは、なぜギャグシーンを取り入れなかったのか?スラムダンクと言えば、切っても切り離せないのがギャグシーンだっただけに違和感を覚えた人も多かったのではないでしょうか。

もちろん、作品としては凄く面白かったのですが、ギャグシーンが無かったのは例えるなら、調味料の足りない料理という感じですかね。

期待値分のドーパミンが出なかったという人も評価を見る限りでは、まあまあの割合でいるようです。

では、なぜ今回の映画スラムダンクではギャグシーンが無かったのか書いていきたいと思います。

映画スラムダンク!ギャグシーンが無かった理由

まず一つ目に考えられることは、やはりスラムダンクが90年代のアニメという事です。30年前と言えば、もはや1世代以上違うわけですからね。

当時10代だった人は40代、20代だった人は50代になります。そう考えると、今の10代や20代の人が見てギャグの面白さが伝わらない可能性は高いと言えます。

いわゆるオヤジギャグと失笑されてしまう点も否めない。もちろん、ターゲットはスラムダンクどんぴしゃ世代なのかもしれませんが、それだけでは当然映画の収入だけでなく、人気度も上がらないわけですから、修正が必要だったはずです。

そこでギャグ要素を消したというのが最大の理由ではないでしょうか。

またギャグシーンについても、30年前のギャグはどちらかと言えば、誰かをこき下ろして笑いを取るというものが多かったように思えます。しかし、現代ではそういったギャグは、イジメというワードに結び付きそうな部分もあり、カットされたのではないでしょうか。

さらにギャグの後によく起こる多少の威圧的なシーンもありますからね。そういったコンプライアンス的な要素もあるのだと思います。

映画スラムダンク!ギャグシーンが無いのはリアル感

そして、スラムダンクはアニメではあるものの、リアル的要素も多いと言えます。バスケ、学生、青春など色々なリアル感のある場面があり、そこにはやはり前述したギャグ=イジメというイメージがしやすい箇所があり、ギャグシーンを無くした理由と言えます。

これが異世界といった現実では想像の付かないようなアニメであれば、ある程度のギャグも容認出来たりするのでしょうけれど、やはりリアルで想像出来そうなスラムダンクにおいてはイジメを連想させるようなギャグは良くないとなったのでしょう。

まあ最近のアニメは、リアル感がないものにしてもギャグ要素はかなり削られている印象があります。

時代の違いという奴ですね。

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