今という時代の日本が本当に苦しいだろうかと本気で考えてみた結果。

終わりの見えないコロナ不況、格差社会、貧困、5080問題と今だけでなく将来への不安など、言い出したらキリがないほどの苦しみワードが飛び出してくる昨今の世の中。しかし、よくよく考えてみると、今という時代の日本って本当に苦しいのかな?厳しいのかな?と思えてくる。

今の日本は生きるのに苦しい?本気で考えてみた結果。

正直に思った事を書いていきますが、もしかすると記事を読んだ人の中には、怒りを覚える人もいるかもしれません。

ですが、それを承知の上で敢えて言わせていただきます。

こんな厳しいと言われる状況でも、まだ日本は恵まれている。そういう結論に達しました。

もちろん、上を見ればもっと良い時代、良い世界はあるのかもしれません。日本のバブル期なんて時代は、皆が元気で前しか向いてなく生きる事が楽しくて楽しくて仕方ないという時代だったようです。

そんな世界を知っている人からすれば、今の時代は絶望という言葉すら感じてしまうのかもしれません。

ただそれでも、やはり日本という国に生まれて生活しているだけで既に感謝レベルの領域にいるとこれだけははっきりと言えます。

それがどんな状況下であったとしてもです。

先人達の作った知恵の宝庫に私たちは立っている。

なぜなら、私たち日本人は、生まれながらにして必要なものが、いや必要以上のものでありふれた世界に生きているからです。

簡単な所から言えば、まず蛇口をひねれば水道の水が飲めますよね。他の国からすれば、考えられないといった状況下の諸外国が存在します。

そして、過去で言えば、井戸水が飲料水だった時代もあるわけです。もちろん、水の安全は保障されていません。

しかし、日本の水道水は素晴らしい浄化技術の上に安心して飲める水となっています。最近はミネラルウォーターしか飲まない人も増えていますが、仮に最悪販売している水が無くなったとしても、味にこだわらなければ困る事がないわけです。

こういった水に限らず、数えきれないほどの恩恵の上に今の日本は存在しています。

縄文時代、弥生時代といった狩りを主体とした時代まで、さかのぼって考えるのは極端かもしれませんが、100年くらい前であれば、麻酔すらなかった事を想像してみてください。

歯を抜くのも、身体から異物を取り出すのも麻酔なしですよ。痛いなんてレベルの比ではないわけです。

相当な精神でそこに向かわなかければ、気絶どころかあちらの世界が見えてしまうくらいの状況だったはずです。もちろん、痛みに耐えきれずといった人も多かったことでしょう。

つまり病気イコール終わりを意味した時代もあったのです。

しかし、今はどうでしょう。生きるのが辛いとか苦しいと言っても、明日いきなりご飯が食べられなくなるでしょうか。ケガや病気をして麻酔なしで手当てをされるなんて事があるでしょうか?

無いですよね。

また戦国時代や戦争のあった時代であれば、常に命の恐怖を意識しながら生活をしたり、飢えで苦しむような事もあったと思います。

ですが、今の日本でそういった事はありません。実際問題、全国においても飢えで人生を終える人は今の世の中においてはほぼいないでしょう。

もちろん、全てとは言いませんが、ある程度の法や知識があれば、いくらでも生活するだけという点においては何とかなるのが日本です。

無いもの視点ではなく有るもの視点へと切り替える。

今多くの人が自分は水準以下の生活をしていると思っているかもしれません。

しかし、それは自分が持ってないとか不足しているという視点でものを考えているからだと思います。

先ほどの水ではないですが、一つ一つの物をもっと深く掘り下げて考えてみた時、実際は無いものよりも有るものの方が明らかに多い事に気づくはずです。

もちろん、こう言う事を書くと、でもそれって皆持っているよね?と感じる人もいるでしょう。

そうです。皆持ってます。それでいいじゃないですか。

しかし、この誰でも持っている、誰も持っていない。これが自分たちを苦しめてきた原因でもあります。

誰もが持っているものは価値がなく、誰も持っていないものは価値がある。

この視点に立つと常に競争や優劣を感じ、それゆえに莫大なストレスを感じ生きる事になります。

あの家族は良い生活をしているのに、ウチはこんなに貧しい生活をしている。あの人は高級車を乗っているのに、私は5年落ちの中古車。

自分をわざわざ卑屈にしてしまうような考えを持ち続けると不幸度合いが増すだけです。何も良いことはありません。

自分の心を少しでも軽く明るくして生きていきたいのであれば、苦しいことに視点を合わせるのではなく、もっと素晴らしいものや感謝できることに視点を合わせる事が大切だと思います。

私自身も当初は苦しい事にばかり視点を合わせていましたが、余計落ち込みますし、力も全く入らなくなり、生きるのがただ辛いだけになってしまいました。

しかし、ある時にふとアレッ?今の時代ってそんなに苦しいかなと本気で考えてみたら、思ったよりも辛くないという事に気づきました。

人間の意識というものは、本当に不思議なものであなたはもしかすると、勝手に辛いと思わされているだけかもしれませんよ。

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