責任転嫁で嫁という文字が使われるのはなぜ?嫁が悪い?男尊女卑?

責任転嫁(せきにんてんか)とは、自分の罪や責任を人に押し付けたり、なすりつける行為のことを言いますが、漢字の最後に嫁という文字が使われていますよね?これは一体なぜ?と思う人も多いはずです。また結婚している女性からすれば四字熟語の内容が良くない事もあるので、納得いかないと思われる人もいるのでないでしょうか。今回はなぜ責任転嫁の中に嫁という文字が使われるか書いていきたいと思います。

責任転嫁で嫁という文字が使われるのはなぜ?嫁が悪い?

責任転嫁という言葉は、日常的にそれほど使われる言葉ではありませんが、人間関係のもめ事が起きた時にはやはり登場してしまう可能性の高い言葉ですよね。

普段は気にしていない言葉ですが、ふとした時や問題が起きて責任転嫁という言葉が使われた時、改めて違和感を覚えてしまうのは、嫁という言葉が入っている事ではないでしょうか。

特に結婚している女性からすれば、四字熟語の内容が内容だけに、あまり良いイメージはないと言えます。そんな中、例えば旦那さんと言い争いや口喧嘩のような事をした際に、責任転嫁の文字を出されてやっぱり文字通り嫁が悪いなんて言われたら、相当不快な気持ちになる事でしょう。

奥さんからすれば、なぜ嫁なんだよーって思っちゃいますよね?

嫁が責任から逃れるために話を二転三転させるみたいな言葉だよねなんて、相手側から言われたらたまったものではないですよね。

責任転嫁で嫁という文字が使われるのはなぜ?男尊女卑?

責任転嫁の転嫁の語源は、「嫁を転がす(転がる)」といった意味ではなく、「二回目の嫁入り(再嫁)」という意味らしい。別の家に行く=転がる嫁みたいなイメージ。

正直女性的にはよろしくない意味にしか感じませんよね。

しかし、良く考えてみれば、責任転嫁という言葉はいつから使われるようになったかは不明であるものの、確実に昭和初期以前とかもっと前に作られた言葉だと思われます。

つまりその時代で言えば、男尊女卑が当たり前といった頃に作られた言葉ですので、どうしても嫁は我慢をして旦那さんを立てるといった感覚があったのだと考えられます。

そう考えた時に、嫁が再婚するとか離婚すると言った事がある意味許されないというか、凄く悪い事のようなイメージがあったのだと推測されます。

責任転嫁で嫁という文字が使われるのはなぜ?嫁可哀想?

このような背景から作られた言葉ではないかと思うのは、あくまでも私個人の意見ですので、はっきりした事は分かりません。

ですが、やはり責任転嫁という言葉の中に嫁という言葉が使われ、尚且つ語源がやはり嫁が悪いイメージで取られてしまっているのは、女性側からすれば可哀想ではないかという感覚にはなりますよね。

また今は男女平等が当たり前の現代ですから、おそらくいつかこのような言葉の文字に対しても、修正が行われる可能性は高くなるのではないかと思われます。

こちら側が旧文字として使われ、新文字として嫁ではなく違う感じが使われる日もそう遠くないでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする