安易な思考!常識バロメーターがゆる過ぎて命取りになったケース

人間の常識バロメーターいわゆる常識の基準値は、皆それぞれ違います。当然、人によってバロメーターのふり幅が大きいわけで基準値をかなり厳しい設定に置いてる人もいれば、ゆる過ぎるくらい設定の人もいます。厳しすぎるのも時にはどうかと思いますが、ただゆる過ぎるのは場合によっては命取りとなるケースがあります。

常識バロメーターがゆる過ぎて命取りになったケース

このくらいなら、この程度なら大丈夫。自分なら許せる範囲と思ってした事が、のちのち命取りとなったケースを紹介していきたいと思います。

冒頭にも書きましたが、人によって常識の基準値が違います。例えば、車の運転にしてもそうですが、信号が黄色から赤になりそうになったら絶対に止まる人と黄色ならまだ大丈夫と急いで通過する人。

またお店などの駐車スペースで絶対に線をはみ出さないで止める人と、駐車場のスペースが沢山空いてるからと隣の駐車スペースにまで入ってしまうような止め方をする人。

前者においては、ほぼ問題ないかと思いますが、また後者においても基本的には、他者に大きな危険や妨害行為ではないという点においてギリギリ常識の範囲なのだと思います。

しかし、この常識のギリギリの範囲で生きている人は、やはり注意が必要です。なぜなら、常識の範囲がゆる過ぎると思ってもないトラブルを招く恐れがあるからです。

今回は常識の基準値バロメーターがゆる過ぎたために命取りとなったケースを書いていきたいと思います。

会社員のAさんは、ある日出張で他県に来ていました。宿泊場所は、とある旅館で格安だったので出張費を抑える意味でも最適な宿でした。

もちろん、格安ということもあり、豪華ではなかったものの、露天風呂もあり、食事もまずまずといった感じでくつろげたようです。

そして、数日その旅館に泊まったAさんは、出張が終わり、また普段の毎日に戻り出社しました。ところがそこで思わぬ事件が発生したのです。

安易な思考!タオル1枚とシャンプーでクビに

Aさんが出張から帰ってきた翌日、出社するとすぐに上司から呼び出されました。Aさんは何だろう?もしかして出張のねぎらいでもしてくれるのかと、そんなことを考えて上司の部屋に向かいました。

すると、そこには社長を含め上役の人が数人いて、かなり険しい顔つき。Aさんはこの雰囲気を感じ、どう見てもねぎらいとか温かい感じではないと理解しました。

上司「A君出張お疲れさん、、と言いたいところだけど、出張先で君何か問題を起こした記憶はないか?」と聞かれ、いえ何もと答えるAさん。

そうか、では、タオルとシャンプーと聞いて何か思い出さないか?そこでAさんはハッとしました。Aさんは、出張先の旅館でタオルとシャンプーをペットボトルに詰め持ち帰っていたのでした。

Aさんは、マズイとは思ったそうなのですが、とりあえずタオル1枚とシャンプー程度の事だったので、すみません、後で旅館に謝って物を返してきますと言いました。

ところが当然それではいそうですかとはいきません。君、会社の顔に泥を塗って返せば済むと思っているのか?たかがタオル1枚にシャンプーと言っても、とった事には変わりない。

そんな社員をうちに置いておくわけにはいかないよ。こうしてその日のうちにAさんは会社をクビになったそうです。

安易な思考!何件もの着信に後で気づくAさん

Aさんは、うなだれるように会社を後にすると、スマホをおもむろに見る。すると、そこには何件もの着信があり、かけてみた所出張先で利用した旅館でした。

どうやら会社にかける前に、Aさんに直接電話をかけていたそうなのですが、Aさんが着信を無視していたため、会社に電話したとのこと。

Aさんがすぐに電話を取っていれば、もしかすると会社にバレずに穏便に事をおさめられた可能性もありました。

Aさんがルーズで常識のバロメーターもゆる過ぎたために起きた出来事でした。

たかがこれくらいという気持ちが自身にとって命取りになる場合もあるので注意が必要です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする