引きこもり自立支援施設の問題。全国で100万人の引きこもり。

引きこもりに未来はない。

画像引用元https://www.zakzak.co.jp/

先日、引きこもり自立支援施設の問題がニュースになりました。

30代の男性Aさんが、両親の住む実家に引きこもって

10年近く経ったある日。

突然、父親がAさんに今日からもうここに住めなくなるからと

言われ、Aさんは何を言ってるんだと思っているうちに、部屋に

見知らぬ数人の男性がやってきて、有無を言わさずAさんは

抱えらえるように男性らの車に連れていかれ、押し込められたそう。

こうして自立支援施設に連れていかれたそうなのですが

両親が考えていた所とは全く違う施設だったようでAさんは

かなりの精神的な苦しみを味わったとの事。

ただニュースを見ていた限りでは、衣食住はしっかりしており

Aさんが喉を通らなかったというのは、まああくまで主観。

そして、10年近く引きこもっていたのですから、心療病棟で

預かるという話もそんなに悪い事ではなかったのではと感じます。

もちろん、やり方はかなり強引でAさんはずっと心配で

眠れなかったと語っていたようですが、双方とも納得というのは

なかなか難しい話だったようにも思えます。

また、このニュースを見た人の感想の多くは、やはり親に甘えすぎた代償とか

働かないのに、文句だけは一人前など、結構厳しいコメントがありました。

Aさんも好きで引きこもりになったわけではなく、何らかの挫折だったり

心に穴が開いてしまった事で、そういった状況になってしまったのだと思います。

厳しい目線で言えば、自己責任という言葉で片付けられてしまうのでしょうけど

やはり、それでは何の解決にもなりません。

ですが、現実的に引きこもりに未来はないのです。

いずれは終わりが来ると思っていなければ、引きこもり期間が

長いほど、後に大きな苦しみを味わう事になります。

Aさんも苦しい思いはしたかもしれませんが、結果的には

引きこもりから抜け出したのでしょうから、良かったという

見方もあるかもしれません。

後は、自立支援施設ですが、これは本当にいろんな施設があると思います。

また個人個人で引きこもりの問題点も違うので、施設によって

合う合わないも当然あると思います。

親御さんもどうしようもなくなり、最後の手段で選択するのかも

しれませんが、出来るだけそういった状況になる前に引きこもった

早い段階から対策が必要だと言えます。

全国で100万人以上の引きこもり。

画像引用元https://www.ifa-japan.co.jp/

今や全国で100万人以上とも言える引きこもり。

まさに社会現象とも言えますが、その多くは中高年であるそうです。

その数61万人というのですから、驚きです。

つまり日本の人口の100人に1人か

2人は引きこもりという計算です。

そして、中高年の引きこもりですが、その多くは10代~30代の間に

引きこもり始め、すでに10年、20年と経過している人達が多いようです。

特に1990年代の就職氷河期世代が大多数との事。

しかし、これほど引きこもりが増えているのに、政府は

何も対策せず、どういった人が運営しているか分からない

自立支援施設と言った所しかないという現状。

料金も高額であるので、なかなか行かせたくても

行かせられない家庭もあるでしょう。

単純に考えて、100万人がしっかり働いて、

生涯賃金1億円を稼いだとしたら、1億×100万で

100兆円になります。

そう考えると、これだけで経済損失100兆円

という見方もできます。

もちろん、全員を引きこもりから立ち直らせるのは

難しいのかもしれませんが、何らかの改善法は

国が本気で取り組めば出来るはずです。

引きこもりにさせないために。

画像引用元http://whiterabbit1030.biz/

引きこもりにさせないためにやるべきこと!

それは、やはり親が苦しいかもしれないけれど、

子供が社会に出て、負けてしまわないように

愛情を持って厳しく育てるしかないと言えます。

本当は我が子だから、きつい事も言いたくないし

子供に嫌われたくないという気持ちが多くあると思います。

でも我が子だからこそ、将来路頭に迷わないように

本当に幸せな毎日を送っていけるようにするためには

時には、社会よりも厳しい我が家にしなければ、本当に辛い人生を

送らせてしまう事にもなりかねません。

また良く何でも心配性の親がいますが、子供の成長には

欠かせないのが冒険心であり、チャレンジです。

危ないからダメとか、自分の価値観で人付き合いを

選ばせたりすると、成長を止める原因にもなります。

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