ひきこもり支援相談士大橋VSひろゆき?論破大好き(アベマTV)

5月のアベマTVでひきこもりに対する法整備についての議論に、西村博之ことひろゆき氏が登場。そこで、ひきこもり支援相談士の大橋史信さんとひきこもりについて議論が交わされたのですが、流石と言うべきかひろゆき氏は相変わらず論破の方向へ行こうと熱弁。

ひきこもり支援相談士大橋VSひろゆき?論破大好き


ひきこもりに対する法整備が出来始めた事で、第一歩として喜びの声を上げるひきこもり支援相談士の大橋史信さん。ところがその声に異を唱える人物がいました。

その人こそ、論破王ひろゆき氏。

法整備でどんなことが成されれば良いかを大橋さんに問う。すると、大橋さんはひきこもりと言っても、一人一人悩んでいることや軽度や重度の違いもあるので、まずは対話を出来る環境づくりが大切と話す。

そこで、ひろゆき氏はそんなひきこもりよりも、今失業していてすぐにでも働きたいと働く意欲のある人に力を注いだ方が世のためになるのではと言う。ひきこもりの人の声を聞くだけでは政策とは言わないのではと自論を展開。

極論としては、無駄なことに時間を割くよりも、使える労働力を活かせることに時間やお金を投入すべきという考えのようです。

もちろん、これは社会の歯車として、効率的に考えれば、まあひろゆき氏の考えは妥当と言えます。

ですが、今回の題材としては、ひきこもりをどうやって支援するかの話であり、一人一人の悩みに寄り添って考えるという大橋さんの主張は的を得ていると言える。

大橋さんは、物腰が柔らかく、自身もひきこもりで辛い時期を経験していることもあり、対話ではなく、飽くまでも人を壊さない会話に終始していた。

ひきこもり支援相談士として、辛抱強くそして、相手を威圧することなく、心をほぐしていくような会話スタイルに共感を覚えた人も多かったのではないでしょうか。

大橋史信さんは会話。ひろゆき氏は論破の構図。

大橋さんは、ひろゆき氏の考えも尊重しつつ、ひきこもり支援のあり方を話す。しかし、ひろき氏は、やはり納得がいかない様子でどうしても効率化の考えを押し通していた。

大橋さんは会話をしているのに対し、ひろゆき氏はどうしても論破に行きたがる。

これまで論破としての地位を確立したこともあって、常に論破することを求められてきたために、どうしても言い負かそうという気持ちが強くなってしまっていると感じました。

もちろん正論ではあるのですが、やはりひきこもり支援となれば、正論だけでは上手くいかないというのが実状。

本人は好きでひきこもりも家族は大変

またひろゆき氏は、好きでひきこもりやって幸せならいいんじゃないですかと言っていましたが、それは飽くまでも本人が良いというだけの話。

実際は、親がひきこもりの子供を養っているケースが多く、親は大変ではないだろうか。おそらくそういう事も、大橋さんは分かっているので、出来る限り本人の意志でひきこもりから脱出して欲しいと願っているのだと思います。

ひきこもりの本人が、ネットなどを駆使して生活基盤を築いているのであれば、全く自由で問題ないと思います。

まとめ

1、ひきこもり支援問題となれば、議論で成否を問うのは難しい

2、大橋さんとひろゆき氏では全く考えている道筋が違い過ぎる

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする